ぐーぐー日記


今日はちょっとゆっくりしたい気持ちになったので、モアモア日記じゃなくてぐーぐー日記にします。

7月1日にデンマークで産まれた息子グスタフ、通称ぐーちゃん、またはぐーぐー。

難産のすえ、帝王切開になり、ぐったりとして産まれてきたぐーちゃん。産まれたとたん、救急車で、もっと設備の整った病院へ、お医者さん2人、看護婦さん2人につきそわれて搬送されていってしまいました。

その後、母親の私は産褥熱に。帝王切開の傷口が膿んで、1ヶ月のあいだになんと9回も!手術することに。

日本で、帝王切開のあと傷口が膿むなんて、まったく聞いたことがないけれど、デンマークでは、たまにあるそう。抗生物質を極力使わないから、ということ と、疲れていて抵抗力がとても落ちていたこと、が理由みたいだけど・・・ユー・アー・アンラッキー。とお医者さんに言われて、がっくしでした。産まれたば かりのぐーちゃん、おむつかえの回数など、お世話がたいへんな産まれたての一月目、起き上がるのも痛くて痛くて、本当にきついときでした。何回もの手術を しても、いっこうに直らない傷口に、最後のほうは手術台で不安のあまり涙がぽろぽろ。早く元気になりたいのになれなかった辛さ。でも、その後、無事に回復 して、傷口も落ち着いて、どうにかほっとしました。産後、結局約1ヶ月近く入院したことになります。でも、病院食がおいもと肉ばかりだったのがいちばんまいったことかも・・・・おかゆが食べたい・・・と言ったら、バターとシナモンがかかったライスプディングがでてきて、梅干のおかゆがいいの・・・と思ったりしました。笑 

で も、ぐーちゃんが、ぐったり産まれて、顔も見られないまますぐに救急車で運ばれていって本当に心配だった後、無事に元気になってくれて、本当にうれしかっ たです。夫ヤコブは、そのときは、手術台で不安だった私に、大丈夫だよ、赤ちゃんは元気だけど念のため搬送されたんだよ、と言っていたけれど後から聞いた ところ、内心では、ああもし最悪の場合、恵になんて言えばいいんだろう、と頭の中はぐるぐると不安でいっぱいだったそうです。

無事に産まれてきてくれたことがどんなにすごいことか、うれしいことかと思いました。こんなにみんな、人はひとりひとり、おむつかえて、授乳しても らって、世話がかかって、育ってきたんだなあ、と知りました。うまく言えないけれど、こんなに産むのは大仕事で、一生懸命産まれてきて育ってきてくれて、 たとえば昔、戦争のとき、息子を戦争に出さなくてはいけなかったお母さんたちの気持ち、どんなに胸がひきさかれただろう、と想像しました。

こんな気持ちになるなんて想像しなかったほどの気持ちです。

こちらは日本に初めて行ったときのもの・・・私にとっては2年ぶりだった日本!空港の ウェルカム トゥ Japan という看板をみると、ああ・・・日本・・・!!と体がふるえるほど(おおげさ)うれしかったです。

このワンコは、ししまる、またの名をレオといいます。ジャングル大帝レオから名づけられたのだけど、ルックスはししまるのほうが近いですね。

ザ・ぐーちゃん!

No comments:

Post a Comment