Lille du 小さなぐーちゃん

2歳半、わんぱくざかり、いたずらざかりです。
子どもは天使だというけれど、本当にそうだなあって、寝顔をみると思います。おきているときは・・??笑
でもやっぱり天使です。


その真っ直ぐさ、一生懸命さを見ると、まだ、どこか違う世界からはるばる人間の世界へやってきてくれた感じがするのです。
誰に似たのか、陽気な息子・ぐーちゃん。この陽気さをそのままに育ってね、と思います。
吉本ばななさんの、キッチンという小説で、れいこさんという、パパ(兼ママ)が、とにかく、息子を、優しい子に育てたかったの、それだけは一生懸命だった、というようなことを言っていたのを覚えています。
私も、息子を優しい子に育てたい。もちろん、強さだって必要なのだけれど、人の痛みの分かる子、思いやれる子になってほしいな・・と思うのです。


デンマークでは、自分の思うこと、やりたいこと、考えていること・・・を自分できちんと感じ、理解し、主張できることが大切にされています。ただ自分勝手になることはよくないけれど、自分の心を自分で分かってあげることはとても大切なことだと思います。意外に、自分の気持ちを把握することは難しいことでもあると思うのです。
一人ひとりが、周りにあわせることに必死になり、流されるのではなく、自分の目で見て耳で聞いたことを自分で考え、判断することを大切にしていることが、権力に流されない社会をつくっていることにつながっているのではないかと、デンマークに暮らして感じました。

デンマークの教育が競争に重きをおかず、それよりも一緒に協力してそれぞれの得意不得意を補いあいながら成し遂げること、それぞれの意見を尊重することに重きをおいていることは、いろいろな面にあらわれています。比較すると、日本は本当に競争社会なのだ、と、感じることがしばしばです。

自分の心を理解し、自分で決められるようになること、そして人を思いやる優しさ。競争するよりも、自分の道を自分の時計で歩んでいくこと、人を信頼しあえる社会をつくっていくこと。
これが、私自身、デンマークに来て、大切なことだと学んだことです。

No comments:

Post a Comment