眠たげなぐーちゃん・・・・保育園へ!
そう、今週の月曜日から、ぐーちゃんは保育園に通い始めることが出来ました! 10月1日から通えるはずが、担当保育士さんが腰を悪くしてしまったり、代わりの保育士さんも手一杯だったりと、ずっとなかなか行くことが出来なかったの です。今回は、個人の保育士さんが4人前後のちびちゃんたちを自宅でお世話する、デイケアという託児所のような保育園です。保育士さんのハンナさんはとっ ても優しくて朗らか。もうティーンエイジャーの息子さんも同じくグスタフくん(ぐーちゃんの本名はグスタフ・航太なんです)。娘さんは15歳で、学校から 帰ってくるとお母さんと一緒にちびちゃんたちと遊んであげていて、ほのぼの・・・
落ち葉がしきつめられた道をひょこひょこ、ブリーちゃんがついてきてくれます。そして、保育士・ハンナさんのお家の前でずっと待っていて、私が出てくると一緒に家に帰るんです。いちばん最初の日は、私とぐーちゃん2人で2時間くらい一緒にハンナさんや同い年くらいの可愛い3人のちびちゃんと遊びました。最初は緊張していたぐーちゃ ん、だんだんたくさんのおもちゃやお仲間にひかれて、トテ、トテ歩き回って遊んでいました。次の日は、1時間だけ試しに私とバイバイ。別れ際はえ~ ん・・・だったけど、ハンナさんが抱きしめて、電話で話すと、もう泣き止んであそんでいるわよ、大丈夫!と頼もしいお言葉。そして水曜日からは、お昼寝ま でして、起きたら迎えに行きました。そして今日はもう、朝9時から15時半まで預けることが出来ます。(16時くらいにはちびちゃん全員、パパかママが迎 えに来ます。17時まで一応預けることも可能ですが、その時間まで預けているのはみたことがありません・・・日本と比べてほんとに終業時間が早いですよ ね・・、)ああ、助かります・・・・ぐーちゃんと日中バイバイするのはさみしいけど、でも働かなくてはならない身としては本当に助かるし、仕事が終わって からのほうがちゃんと遊んであげられる・・・それが嬉しいです。
デ ンマークの保育園や託児所は、一般的にとても信頼できるシステムなのが有難いです。子どもたちが子どもたちらしくいられる国、保育士さんたちも子どもの心 のことをしっかり学ぶ教育をみな同じように受けているので、どこの保育園に行っても、そんなに大きな違いはない雰囲気で受けとめてくれます。
日 本では、早い年齢から赤ちゃんを誰かに預ける、というと、赤ちゃんが可哀想・・とお母さんが言われてしまう、なんてことも聞きました。その理由の一つに、 私が聞いたり読んだりした限りだけれど、いろいろな保育園やベビー・シッターさんがいて、どこの保育園やベビー・シッターさんも信頼できるわけではないか ら、と思っている人がいたり、赤ちゃんはお母さんがちゃんとみっちり面倒みてあげるもの!と思われていたり・・・という意見もあると聞きました。いろいろ な考え方があるし、一概には何が正しいとは言えないと思います。でも、働かなくてはならないお母さん、ときには息抜きして自分の時間も持ちたいと息切れし て疲れきってしまっているお母さんもいます。そんなとき誰もが、お母さんのお母さん・ばあばやお義母さんに預けられるわけではないし、信頼できる保育園、 保育士さんの存在は本当に母親にとって有難い存在です・・・。
そういえば、デンマークがなぜ世界でいちばん幸せな国、と毎年、国連などいろ いろな調査で選ばれているか、という理由のひとつに、人々がお互いに信頼しあっていること、があげられるという研究結果が出たそうです。もちろん、色々な人がいるし、色々なことを気をつけながら暮らしていかなくてはならないのは人間社会、当たり前のことだけど・・・基本的に人を信頼できる社会、これは悲し いことに、世界の多くの場所では、当たり前のことではないといえるかもしれません・・・。子どもを預ける保育士さんやベビー・シッターさんが信頼できる方 であることは母親にとって本当に何よりもおおきな助け・・・
そのこと以外にも、話が飛んでしまうかもしれないけれど、例えばインターネットでのお買い物も、デンマークが世界でいちばん普及しているのも、クレジットカードをスーパーで毎日使っている人がたくさんいるのも、それだけお互いの信頼度、社会への信頼度が高 いからかもしれません。日本のお客様のなかには、やはりインターネットでのお買い物は不安、クレジットカードでのお買い物は不安・・と思っていらっしゃる 方もたくさんいらっしゃいます。それはやはりそれだけ、日本では色々な犯罪があるから、気をつけなければならないからなのかもしれない・・と思います。
デンマークでは、乳母車に赤ちゃんをのせて、外で寝かせることは当たり前です。真冬でも、きちんと防寒すれば、なんとマイナス10度!まで 外で寝かせていい、と出産後、病院の新米ママパパへのレクチャーで教えられました。
日本人の私の感覚としては、なかなか抵抗がありました。 でも、確かに気持ちよさそうにデンマークのちびちゃんたちすやすや外で大きな乳母車にすっぽりくるまれ眠っています。保育園でも外で、冬でも何台もの乳母 車にみんな寝かせてお昼寝するのです。ヤコブも、小さな頃、外で星を見上げて眠ったのを覚えていて、それが大好きだった、そう・・。
以前働 いていたデンマークの会社で、私と同じようにコペンハーゲンに東京から転勤し、その後私の同期のデンマークの男の子と結婚した先輩の女性も、子どもがいつ か生まれても絶対外で乳母車で寝かせられない!と、生まれる前から喧嘩していました。世の中にはおかしな人がいるかもしれないもの、日本ではそんなことし たら赤ちゃんが危ない!アメリカでは乳母車で外に寝かせておくなんて犯罪!などなど、私もまったく同じ喧嘩をヤコブとしてました・・。イエッペに相談して も、人生でいちども赤ちゃんが外で眠っていて危険にあったなんて聞いたことない、とのんきなお答え。で、でも、もしかして初めての事件、もあるかもしれな いでしょ、と言っても、通じず・・・ヤコブいわく、そんなに気をつけないといけない社会は、社会のほうが間違っている。それでは子どもたちがのびのび生き ていけない。そう・・えええ。はあ、そうなの・・?そうかな?と頭がぐるぐるした記憶があります。
最終的には、母親である私が不安になって いると、ぐーちゃんはそんな私の気持ちを感じ取るから、ぐーちゃんにとってもよくない。だから、私がリラックスできるよう、ぐーちゃんを乳母車で寝かせる ときは誰かが必ずすぐ目の前にいること、街中でお店に入るときには、デンマークのママたちが時にはしているように外にそのまま寝かせておかず、お店の中に 絶対に一緒に連れて行くこと、ということで喧嘩は落ち着きました。(私も負けていませんね、へへ・・)
そして、赤ちゃんのことは、もちろん外に 寝かしても、かならず目の届くところにおいて、どんなに小さな音や声、気配もすぐ聞こえる、ベビー・トークという機械をみんな眠っている赤ちゃんの横に置 いておきます。そんなこんなで、私の不安もだんだんに解消され、ヤコブとの乳母車・論争もなくなったけれど・・・・・EUに加盟してから、いろいろな国の 人がデンマークに入ってきて、犯罪も増えているので、そんなデンマークの姿も変わっていってしまうかもしれません。でも、こののびのびしたおおらかさ、 ずっと続いてほしい、と願っています。
そして・・・
最近は、嬉しく有難いことに、ご注文をたくさん頂き、1週間に約30箱ほ どの梱包をイエッペと2人でご手配させて頂いておりました。(ヤコブはまた航海で留守・・・)先週まではぐーちゃんももれなく事務所についてきて・・・あ あ!それはさわっちゃだめ!あららおむつがあ・・おなかすいたのね!ああ眠たいのね・はい抱っこ!また抱っこ!、と、フルタイムでお相手もしなくてはなら ず、いつものことながらなかなか手強かったです。。9月に引っ越して以来、今週まで、ほぼ1ヵ月半そんな状態でした。お問い合わせや頂いたあたたかなメッ セージへのお返事は、ぐーちゃんが昼寝中の1時間半、そして夜眠ってから集中してお返事させてい頂いておりましたが、なかなか追いつかず、お客様のなかに はたいへんお待たせしてしまっております方もいらっしゃいます・・・、この場で恐縮ですが、お詫び申し上げます・・。息子ぐーちゃんの保育園も順調ですし、これからもっと迅速にモアモアを進めてまいりますね・・!
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