この小鳥さんたち、もうすぐモアモアに飛んできます ♥ Tusind tak Charlotte og Kjeld..♥♥
Christmas cushions made by "bybjor. I love them... Thank you so much Bjørke ♥
ちらちらと雪が舞っているデンマーク。
北欧の冬は寒さよりも暗さが厳しいけれど、雪がやってくると、あたりがとてもきれいな青色や銀色に光るので、冬の暗さがやわらいで、心がてらされるように感じます。
12月1日になると、子どもたちのため に、pakkekalender クリスマスの贈り物カレンダーを作ります。
小さな贈り物を24個包んで、12月1日から24日まで、日付をつけ て、手作りの可愛い壁掛けに飾ります。子どもたちは毎日ひとつずつあけるドキドキが楽しみ。
贈り物はチョコレートだったり小さなおもちゃだったり、小さくても安くても十分よくて、いちばん大事なのは、子どもたちにとって、贈り物をあけるときのワクワク・ドキドキする気持ち。
私は、今までのクリスマス、ぐーちゃんに 作ったことがなかったけれど、贈り物をあけるドキドキもちゃんとわかるもう2歳になった今、作ることにしました。ちょっと12月をだいぶすぎてしまったけ れど・・・
全部自分で作ってみたかったけど、今年はまた時間がなくて、古いものに手を加えて作ってみることにしました。
裏やひもが染みだらけで、補修が必要な、モアモアの店で売り物には出来ないけれど、可愛い刺繍のクリスマス・カレンダー。これに、新しい裏地と紐をつけるのです。実はまだ終わってないのだけど、これから引き続き直して、もうすぐ飾れるのが楽しみです。
手作りの国デンマーク。クリスマスは、家族で工作したり手作りのクリスマス飾りを飾るところが可愛いです。学校でも、 子どもたちは、受験勉強や偏差値の競争やテスト勉強なんてしなくていいから、生活に必要な、実用的なことを学んでくるのだけど、クリスマス前にはちゃんと飾りの作り方を学んでくるそ うです。
私はまだ手作り初心者なので、簡単なものからチャレンジ。オレンジに、香辛料であるクローブの実をそのまま好きなようにさすだけのポプリです。とっても簡単なの に、可愛くて、おまけにいい香り・・・おすすめです。
クリスマス・カレンダーといえば、テレビでも、毎日1話の素敵なお話が放映されます。子どもも大人も楽しみな番組・・・
去年、雪のなか家にぐーちゃんと2人きり閉じこもってしまったような生活のなか、この番組をみるのがすごく楽しみでした。
去年は、小学生の男の子が森で、クリスマスの妖精ニッセの女の子に出会って、彼女の家族を一緒に救うお話。
今年は、かつてコペンハーゲンの街を築いた、アブサロン王の伝説をもとにしたお話。Absalons Hemmelighed (アブサロンの秘密)、という物語です。コペンハーゲンに実際にある王様の広場の、オペラ座の目の前にある大きな老舗デパート、マガジン。その地下には、たくさんの空洞があり、そして広場の下には遺跡やお墓が隠されていて、一昨年実際に発掘作業が行われたことにインスピレーションを得たお話なのです。テーマ音楽の名前は、Drømte mig en lille drøm (私のみた小さな夢)で、可愛らしい歌です。きっとデンマーク中の子どもたちがいま、わくわく聞いている歌です。
今年のクリスマスは初めてヤコブとーさんも家にいます。今まで航海士で、運悪くクリスマスは必ず航海でした。デンマークのクリスマスは日本で言うお正月のようなもので、家族のイベントです。
でも、私たちにとっては家族のイベントには出来ていませんでした。
ヤコブのお父さんはぐーちゃんの生まれる数週間前に他界、お母さんは具合が安定せず家の外にほとんど出られません。
またヤコブは一人っ子。私の母は20年前に既に他界。その、私が12歳だったときから私の家族はどこかとまってしまい、悲しみのあまり皆違う方向を向いてしまったように思います。父も兄も遠く、また普段なかなか話すこともないのです。
子どものときみんな一緒だった最後のクリスマスは、サンタはもういない、という既にだいぶ前から知ってはいた事実をあっさり父に言われ、だからプレゼントはない、と言われて、もう大人にならなくてはいけないんだと思ったけど、やっぱりどこかさみしかった私。母は既に病気だったのに、しょんぼりした私を見て、一晩でくまのぬいぐるみを作ってくれたのでした。そのくまはずっと大事に今も持っているけれど、わがままな子どもだった自分が母を困らせて無理させたのだと思うと、20年もたったのにいまだに、そのとぼけた優しい顔のくまさんを直視できず、しまいこんでしまっています。
だから、そんなにクリスマスがすごく大事だと感じているつもりはなくても、世の中の、幸せな家族のイベント・・という雰囲気、デンマークのクリスマスの伝統を語った日本の本をよんだりすると、さみしくなることもありました。
クリスマス・ツリーのまわりを家族みんなで手をつないで歌うのが伝統、と書いてあるのをよんで、家には手をつなぐだけの家族なんていないし、と思ったり。 家族がいっぱいいて仲良くて、豊かに伝統を大事にして・・・というデンマークの恵まれた家庭のクリスマスを描いた写真が、たとえ本がつくりあげたかもしれない幻想であっても、もちろん全てのデンマークの人がそんなふうにすごせるわけではなくても、羨ましく思えたのかもしれません。
でも、幸せの形は本当にみんな人それぞれ。
家族がずっとほしかった私は、デンマークまで来てしまいました。
日本に帰るわけにはいかないけれど、デンマークも安住の地と思えるまでにもまだまだで、たくさんの壁にぶちあたったけど、だんだんに、私なりの幸せなかたち を見つけていけてるような気がします。そしてそれは、本当に、あたたかな友達の力が大きいです。日本の友達、デンマークの友達。十分にお礼をいえてないけれど、本当にありがとう・・・
そして、ぐーちゃんの力も大きいです。母にうえていた私は自分も母になりたかったんだと思います。そんな私のもとに頑張って生まれてきてくれたぐーちゃん。そして、喧嘩はたくさんしたけど、これからもするだろうけど、山も谷も越えてきた同志、ヤコブとーさんももちろん。悔しくて?照れて?面とは言えないけれど。笑
クリスマスなんて、たんなるお祭りなのだけど、子どもたちに とって幸せで楽しみな積み重ねになるようにしたい夢、自分も友達とちょっとクリスマスらしくすごしてみたりきれいなものを飾ってみたり、香料の香りのする お菓子を食べてみたり・・そうやって楽しめられたらやっぱり嬉しいなと思うのです。
そして、デンマークのクリスマス飾りは、純粋にきれいで心を動かされるものもいっぱい。ファンタジーな世界、子どもの頃にぼんやり夢見たクリスマスの小人の話、森のなかの物語・・・そんな世界を感じることが出来て、それはたとえ一人きりのときであっても、いやきっと一人のときこそ、心をてらしてくれます。私にとってはそんな美しさとの出会いも、本当に嬉しいことで、わあきれい・・と思ったものを誰かにお伝えして少しでも、楽しんでもらえたらそれがまた幸せだなあと思うのです。
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久しぶりにお買い物をさせていただきましたHです。
ReplyDelete前にコメントした時はうまくいかなかったんですが、もう大丈夫とのことでしたので、サイドチャレンジしてみます。
以前からずっと感じていましたが、めぐみさんの長い文章、とても好きです。深くて色々考えさせられて、それでいてやさしい気持ちにさせてもらえます。
私もスウェーデンに数年住んだので、季節の情景もなんとなく想像できますし、その中で暮らしている恵さんが感じていることを自分なりに解釈したり、時にはうらやましくもなります。
でも、冬が長く暗い国に住むことは想像以上にハードですよね。
私はパートナーを見つけられずにずっと一人で暮らしていたので、冬のそれは本当につらく身にしみました。
書きだすと色々ありますが、恵さんが大変ながらも幸せそうな雰囲気を醸し出している様子を感じると、私も頑張ろうという気持ちになります。
これからもお店の商品たちと日記を楽しみにしていますので、頑張ってください。
取りとめのない文章でごめんなさい。また書きますね。
How nice! You received the cushions! Looks great in your home. It fits great!
ReplyDeleteLovely pictures! Greetings and have a nice christmas time!
Greetings,
Bjør
Hvor er det bare en skøn blog, som jeg netop har opdaget og straks tilmeldt mig som fast læser!
ReplyDeleteMen hvor ville det være dejligt, hvis der var skrevet på engelsk til samtlige indlæg. - Jeg føler, at jeg går glip af noget, når der er et spændende indlæg hvor jeg ikke kan læse teksten!