アンデルセンの家の小さな音楽会


 アンデルセンが恋した女性、スウェーデン人歌手のジェニー・リンド。
ジェニーのレパートリーを集めた小さなコンサートが
アンデルセンの生家で開かれました。

雨の降る初秋の日。
ドニゼッティ、メンデルスゾーン、そしてノルウェーのグリークの歌などが歌われました。

最後の歌は、アイルランド民謡で、知らない曲だと思うのに、
とても懐かしいような気持ちになりました。
アイルランドの音階は日本の音階と似ていることから、日本人になじみやすいというけれど、
なんだかそのことだけではないような気がしていました。

後日、日本の伯母にそのことを話すと、
ああ、それは、ヴァイオリンでもよく弾かれる曲だから、
あなたのお母さんが家で生徒に教えたり弾いたりしてたから、
小さいときにあなたは聴いていたのよ、
と言われ、ああそうだったのか、と納得しました。

過去の記憶は消えないで体のどこかに蓄積しているのだなあと
胸がすこしあったかになりました。



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