理想のお家 Dream home - Mette's potteri


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私にとって、理想のお家のひとつは、Mette メッテさんのお家。

以前、モアモアでもすこしご紹介したデンマークの女性アーティスト、Mette Antero Kjær メッテ・アンテロ・ケアーさんは、ヴィンテージの生地でひとつひとつ丁寧に作る美しい子ども服、Flødehesten フルーデヘステンの作者であり、陶芸家でもあります。

Flødehesten フルーデヘステンとは、デンマーク語で、クリーム色の馬、という意味です。
1950 - 1970 年代のデンマークの可愛らしいヴィンテージの生地を組み合わせて、こまやかで伝統的な技術、繊細なディテールとモダンなデザインを融合させた美しい子ども服を、Mette メッテさんひとりで、ひとつひとつすべて手作りで縫い上げています。

さて、そのメッテさんのお家は、デンマークでも小さいほうで、78平方メートル。それでも、自分たちで床を壁を真っ白にペンキで塗って、クラシカルで優しい雰囲気の木の収納家具にきちんとこまごましたものを収納することで、写真のようにすっきり!住んでらっしゃるのは、尊敬・・。一方で、台所は見せる収納。壁を上手に使っています。

デンマーク、Arne Jacobsen アルネ・ヤコブセンのアント・チェアも見えますが、このイスは、本当にモダンなテイストにはもちろん、メッテさんのお家のようにすこしクラシカルなテイストにも見事に溶け込む、懐の深さ・・・・いいものはいいのだなあ、と思わされます。

デンマークの家のよいところは、新築のアパートなどはさておき、やはり漆喰の壁、ぬくもりのある木の床・・・これらは本当に素敵だと思います。何度も住む人によってペンキを塗りなおしたりできるし、床も傷がつけばけずってきれいにすることが出来ます。

古い手作りの家具と大量生産の家具の違いは、傷がついてしまったとき、古い家具だとまるでチャーム・ポイントになるし、その頑丈さは素晴らしいほどだけれど、大量生産 の家具の場合は、傷が目立ってしまい、どんどんがたが来てしまって、数年で買いなおさざるをえないところ・・と、古い手作りの家具と 大量生産 の家具、両方を使って住んでみて、分かりました。

といっても、古い手作りの家具をすぐに手にいれることばかりは出来ず、家も モアモアの事務所も、たとえば IKEA の家具がたくさんあって、お世話になっています。安価で、シンプルで可愛いデザインは、やはりすごいなあとも思います。

私自身は、古いスウェーデンのお家にあったような、水色や白いペンキで塗られたとっても古い木の家具が大好きです。

そう、Astrid Lindgren アストリッド・リンドグレンの絵本や、Carl Larsson カール・ラーソンの美しい絵に出てくるような・・・・。

次回へ続く・・・・

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