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Tuesday, April 21, 2009

贈り物 Gift for mother's day



5 月10 日は母の日ですね。 モアモアは、ママのママ、という意味のデンマーク語。ママやおばあちゃんのあたたかさへの思いをこめた名前のモアモアですので、母の日に、ママにも、ママのママにも、なにか贈り物をお届けするお手伝いができたらと思います。

新しい商品も、前からモアモアにある商品もふくめて、母の日にママに贈ったら喜んでもらえるかも・・、と思う小さな宝物たちを選んで掲載いたしますね。

先々週の新着商品のお知らせメールでは、先週中に掲載します、と予告しましたのに、またちょっぴり遅くなってしまい、申し訳ないです・・・・、

イエッペのうちのお風呂がこわれて、2日ほどイエッペはそれにかかりきり。そしてぐーちゃんに前歯が一気に数本はえてきて、えんえん泣いていました。

でも、もう落ち着いて今日からまたフル回転!母の日にちなんだ宝物たちは明後日くらいには掲載出来る予定です。また新着商品のお知らせメールにて、お知らせいたしますね!

そして・・・5月の保育園入園に向けて!?今までよりきちんと生活のリズムを作ろう!と、ぐーちゃんの1日計画を決めて、 今までお散歩は仕事が忙しくないときは1回、忙しいときはうやむやになりお散歩なしに・・・となってしまっていた毎日だったのを反省して、1日2回はぐー ちゃんとお散歩に行くことに決めました!イエッペが来てくれるようになってからそんな余裕もできてうれしいです。

ぐーちゃんのお散歩に行くとき、なぜか必ずゆうこネコとブリーちゃんがとことこ・・と乳母車にくっついてきます。ヨーナスは昼間は寝室でのび~と寝ているので、ついてこないけど、この2匹は、お散歩の気配を察したとたん、ドアの前で待機します。

とっとこ、とっとこゆうこネコが走り、おしりをふりふりブリーちゃんが猛進してきます。

ずでん。

やぎさんにご挨拶。

あら、お仲間が・・!ちびちゃんたちもやぎさんにご挨拶にやってきました。ぐーちゃんよりちょっとお兄ちゃん、お姉ちゃん・・

じ・・・と見つめるぐーちゃん。保育園に入ったらお友達きっとできるね。

あと、壁にスーザンさんの作品を飾りました。春らしくなってうれしいな。

最近のニュースで、デンマーク政府が、今後、ごみをポイ捨てすることをやめるよう呼びかけること、教育することに力を入れると決めた、と聞きました。

世界一エコの国デンマークだけど、コペンハーゲンのあるエリア、また、私たちの住むエリアでは、悲しいことにたくさんのごみがポイ捨てされているのです。

こ んなにきれいな小さな森なのに、森の周りには特に、タバコの箱、吸殻、スナック菓子の袋、ビールの缶、また、なぜここに落ちているのか理解できない粗大ご みなどなど・・たくさん放り込まれていて、特に灰色の冬には、枯れた木とごみだけが見えて、悲しい気持ちになっていました。

あるときは、あんまり腹がたったので、ポスターを手作りして貼ったりもしました。どうして私たちの森にごみを捨てるのですか?と書いて、ぐーちゃんの泣いている顔を描きました。

ヤコブに見せたら、う・・・ん、そんな、先生が子どもをしかるみたいなポスター、 かえって逆効果なんじゃない・・・と言いましたが、それでもかまわん!と、言い張り、ポスターを貼った私・・。

ちょ うど、ポスターを貼っていた私に、近所のおじさんたちが、何してるの・・?とのぞきこんできました。勢いよくポスターを貼っていた私ですが、ちょっと恥ず かしくもなり、"バカみたいかもしれないけれど、ごみをなんとかしたくて・・・ごにょごにょ・・"とつぶやいたら、おじさんたちが、"いや、いいことだ よ!"と言ってくれました。

小学校のとき、なぜか学級委員 に選ばれて、掃除をさぼって帰ろうとする男子たちに、"掃除してください!"と言わなきゃいけなかったときの気分にどこか似ていました・・・

お じさんたちは、セルビアからデンマークに難民としてやってきた人たち。そのうちの一人、パトリックさんがヤコブに話したところによると、ついつい前からの 習慣でポイ捨てしようとすると、ガールフレンドのアンニャさんに、"めぐみに言いつけるわよ"と言われ、おっと・・と、ポイ捨ての手をひっこめるそうです。

じゃあ、パトリックさんは、私のポスター、ばかばかしいと思わなかったんだね・・とヤコブに言ったら、むしろ超尊敬の まなざしだよ、と言われました・・・しかも、パトリックさん的ものさしでは、ここらへんのごみの70%は、ポスター以降減った !そう。私の目から見ると5%くらいじゃ・・と思ったけど、少しだけ減ったような気もします。

春が来て、緑がごみを覆いはじめてくれたせいもあると思うけど、とにかく、少しうれしい気持ちになりました。

ご み問題の背景には、難民、移民として中近東、東欧、トルコ、アジア各国からやってきた人々の文化、生活が背景にあります。もちろん、デンマーク人だってポ イ捨てしている人もいるけれど、ゲットーと呼ばれる、デンマークに移住してきた人たちがたくさんかたまるようにして住む地域で特にごみ問題が深刻になりま した。

一概に言えないいろいろな背景があると思います。アパートの窓から生ごみを捨てたりする家庭も・・・どうしてごみをまきちらすの!と 怒りまくった私に、ヤコブは、戦争でぐちゃぐちゃになった国、文化そのものが破壊された国からやってきた人々もいて、ごみをごみ箱に捨てる習慣がない人々 もいること、生活環境に気を配り、窓辺にお花を飾ったり庭や家の周りを美しくすることなんてそもそもまったく知らない人々だっているんだよ、と言いまし た。デンマーク人の家では、窓辺にお花やろうそくたてが飾られていて、家の周りにはお花が植えられています。でも、このエリアでは、窓辺にきちんとカーテ ンもかけず、布切れをかけただけの家も。もちろん、生活保護の手厚いデンマークでは、貧しい暮らしといっても、衣食住に困るほど貧しいことはまずありませ ん。そもそも、食べかけのものを窓から捨てるくらいなのだから、そこまで困っているとは思えません。

でも、私の想像を超えるような状況から やってきた人々もいることを知りました。上の階に住む、コソボから難民としてやってきた家族のお父さんは、戦争のトラウマで重度のうつ病だそうです。で も、コソボでは、子どもたちは学校に通う靴もなく、大家族で交代で靴をはいて子どもたちはときどき学校に行くそう。そんな暮らしから比べて、デンマークに 移民としてうけいれられたこの家族は、大金持ちのように恵まれた暮らしなのです。

デンマークは近年、移民の受け入れについて以前より厳しい 姿勢でいます。たとえば、中近東から移民としてやってきた家族が、さらに家族を祖国からよびよせるため、娘といとこを無理やり結婚させるなどのケースが続 いたりしたこともあり、そういったケースを防ぐために、市民権を得るにはさまざまな条件が必要となります。

たとえば、私自身も、デンマーク人のヤコブと結婚していて、デンマーク市民であるぐーちゃんのママであっても、市民権は自動的には得られません。いろいろな条件をクリアしなければいけないのです。

家族一人あたりxx平方メートルのスペースのある家・またはアパートに住んでいること、銀行口座に6万クローネある、または銀行に担保してもらうこと、デンマーク語の試験に合格すること、などなどが条件です。

前は、簡単に、そんな厳しい条件はよくない!と思っていた私ですが、いろいろな問題、ごみ問題、犯罪の増加を目の当たりにすると、一概には、デンマーク政府は厳しすぎる、とはいえない・・と思いました。

でもヤコブは、問題が増えても、難民の人々を受け入れることによって世界が少しでもよくなるなら、それは自分たちにもかえってくることだ、と信じているそうです。 私も、今ではそう思います。

Thursday, April 16, 2009

春とねこと・・・・ Spring and cats

これは、イエッペの家のねこ、モーフォルス。ヴィルデちゃんに寝かしつけられて!?いました。
なすがまま・・・そのままウトウト・・・・(なすがママ、きゅうりがパパなのだ~、っていつかバカボンのパパが言っていただじゃれ、ご存知でしょうか?)

これは、日差しが部屋のなかに入ってきたことに、長い灰色だった冬の後、うれしさのあまり撮った写真。そして、つかまりだちするぐーちゃんとゆうこネコ。


これは去年の夏、生まれたばかりのぐーちゃんと、お守り申している?(笑)ブリーちゃん。


東京から København コペンハーゲンに引っ越して2年、そしてこの船乗りの町、Svendborg スヴェンドボーに引っ越してきて1年がたちました。

コ ペンハーゲンでは、当時勤めていた会社の契約していたアパートに住んだのですが、6階でエレベーターなしでした。デンマークにきてすぐ、今まで遠距離恋愛 中だったヤコブもそこに一緒に住むことになったのですが、引越しを自分たちでやりました。デンマークでは人件費がものすごく高いため、引越しサービスも高 いので、学生のヤコブと、自分のお給料を考えて・・

僕は何度も自分で引っ越してるから大丈夫さっ!と言うヤコブを信頼しきって、まずは、" 廃車寸前レンタカー"という、その名のとおり、廃車寸前のトラックをものすごく安く借りられるサービスでレンタカーし、ヤコブの住んでたアパートまで2時間半かけてドライブ。なんと自分のアパートの鍵をヤコブがコペンハーゲンに忘れたため、タウンページをめくって鍵屋さんに電話しまくり、やっと1軒あいて いたところの鍵屋さんがやってきてくれたときには深夜。その後、小さな学生アパートの中の家具、荷物を全部2人でのせて、いざコペンハーゲンのアパートへ 2時間半かけてドライブ。深夜3時から、6階エレベーターなしアパートへ荷物を運び出すのはなかなか手ごわかったです・・・。翌朝7時まで完徹で作 業・・・・、レンタカーの返却時間9時にぎりぎり間に合いました・・・そんななか、怪力ヤコブがひとりで本棚を運んで階段を上っていくのを、疲れた頭で見 たとき、す、すごいヴァイキングがいるよ・・・と思ったものでした。

ちなみに、このときの教訓から、ここに引っ越した1年前は、用意周到に準備した私。ヤコブの船乗り学校の同級生ヴァイキングたち?10人が手伝ってくれたこともあって、当時妊婦だった私は、重いものを持たずにすんだのでした!

1回目の引越しのとき、なんとかレンタカーを返してよれよれとアパートに戻る道すがら・・・疲れてかなりぴりぴり気味の私。(でも、なんか疲れをとおりすぎて笑い話な引越しでした・・・)
そ んな私に、ヤコブは、僕が自分で全部荷物運べたから、休みたいって言ってくれてもよかったんだよ、と言います。でも手伝わないわけにはいかないじゃない! それに、疲れている私を見て、休んでいいよ、って言ってくれればよかったのにぃ!、と怒って言ったら、いやあ僕はてっきり君が手伝いたくて作業しているの かと思ったよー、とのんきなヤコブ・・・。

この例はあまりよくないかもしれないけれど、とにかくこんな感じで、よく 、自分の意見をもっとちゃんとはっきり言ってくれないと分からないよー、と言われることがありました。そしてその後、デンマーク人の同僚や上司と働いたと きも、もっとはっきり意見を主張して、と言われることたびたび。

そして、デンマーク人の同僚がはっきりばしばし自己主張するのを聞き、怒ってるのかな・・・なんて感じて言い返せなかったり、冷たく感じてしまったことも。でも、実は、ちゃんと自分の意見や思うことを言うと、耳を傾けてくれることも分かりました。

そして、みんなと比較するより、マイペースに生きることが大切にされているようにも感じます。そのことで、心の健全さも持てるように思います。

一 見するとワガママだったり、ストレートで、気が強いように見えがちかもしれない国民性も、自分の考えを尊重し、自分を幸せにしようとすることが すべての基本であることの認識のあらわれで、だからこそ、逆に、自分もみんなも幸せに生きていける社会を築く基本になったのではないかもしれないなあ・・ と個人的に思ったりしています。

たとえば、自閉症や障害を持った子どもを持つ家族には、とても手厚い助けが政府から差し伸べられます。 たとえば障害のある子を、週に数日、泊りがけできちんと預かってくれる学校と施設があり、家族が手を休めることが出来る・・などの制度もあります。看病、 介護には、家族や個人の努力には限界があることが認識されていて、どうすれば社会全体で助けを差し伸べられるのか、考えられているようです。50%の税率 を下げる提案を政府がした際、国民が反対したことからもわかるように、こういった仕組みを支える高い税金のシステムに国民が満足して恩恵をきちんとその税 金から受けていることもわかります。

そして、デンマークでは、人の気持ちについての認識、たとえば親が子供にかける言葉がどんなに重要で、 愛情がどんなに必要か、という認識が、もちろん人によるけれど、高い気がします。また、心理カウンセラーの普及も高く、心理カウンセラーになるには、7年 の教育を受け、医者になるよりも難しい試験の数々に通らなければならないそうです。人の心を治療するのは、体を治すよりも難しいということなのです ね・・・・・カウンセリングがどこまで心を救えるか、専門知識のない私には分からないけれど、でも、救われる心もあるはずです。そして、たとえまわりの人 が、病み始めた心に気づいてなくとも、自分から、助けを求める必要があることに、気づくことができること。そして、気づいたときに、より的確な助けを心理 カウンセラーの普及によって、得られること。 このことにより、より多くの救われている人がいるのかもしれないです。

このアパートに住んで1年たったんだなあ、と思ったことから派生して つらつらとまとまりなく書いてしまったけれど・・デンマークだって人の社会なのだからもちろんパラダイスではないけれど、いいところをつたない文章ながらもっと紹介できたらと思います。

Tuesday, April 14, 2009

ピンクとくじら Pink and whale


イースターの祝日は、Jeppe イエッペの家に遊びに行きました。 Vilde ヴィルデちゃんを、ぐーちゃんはハイハイで追い掛け回していました・・・笑

くじらに、ピンクのスカートをはかせて、女の子のくじらなのよ・・、と ヴィルデちゃん。

Vilde ヴィルデちゃんのママ、Kathrine カトリーナはとっても優しいママです。今は、看護婦さんになる勉強中です。 ヴィルデちゃんをじ・・・っと見るぐーちゃんのはげ頭・・。

これは、ヴィルデちゃんのひいおばあちゃんが持っていた、赤ちゃんのためのお飾り。

ぐーちゃんにまでピンクのバレリーナ・スカートをはかせたがるヴィルデちゃん。

カエルのぬいぐるみは、デンマークの子どもたちに、昔から大人気の Kaj カイ。ヴィルデちゃんが始めて話した言葉も、カイ、だったそう。 これが、テレビの、カエルの Kaj カイと、親友の、オウムの Andrea アンドレア。

ヴィルデちゃんのお家は、ママのカトリーナが、ピンク色やバラのお花が大好きなことから、可愛いお花の色やピンク色に囲まれて甘く優しい雰囲気でした。

お料理好きで、日本食にも興味津々のイエッペが、お寿司に挑戦することに!イエッペ家族のすむ町、オーデンセに1軒だけあるアジア食材マーケットで、日本 米、とビニール袋にタイプ打ちしたちょっぴり怪しい雰囲気のお米を買って炊いたのですが、うむむ・・すごくかたくて、に、にがい・・!?本当に日本米だっ たのか、それとも、日本米だったけどすごく古かったのか・・・これなら、デンマークの、ライス・プディング用のお米でお寿司作ったほうがよかったかも・・・・。 ちょっとお米、硬いみたいね・・・といいながらみんなで食べたけど、いつか、魚沼産コシヒカリとか、とろけるようにおいしいお米でお寿司の本当のおいしさをお伝えしたい!と思ったのでした・・・・

Thursday, April 9, 2009

北欧雑貨としあわせな気持ち Happy feeling



モアモアにもうすぐ届く、宝箱たち・・・詳しくは、どうぞ TING PÅ VEJ 入荷予定のページをご覧くださいませ・・・!

モアモアに届く、お客様からのあたたかいお手紙のなかには、日々の忙しさ、ときどき疲れてしまったときも、北欧の雑貨に、心がやすめられること、優 しい、穏やかな気持ちになれることを書いてくださる方がいらっしゃいます。ずっと楽しみにして、どうしようかな・・・と考え、考え、お買い物。そして、お部屋のどこに飾ろうか・・・と考えながらお待ちいただき、お手元に届いて、手にふれて、うれしい気持ちになってくださる・・

そんなとき、いちばん、ああ、開店してよかった・・・と思うのです。

まだまだ不慣れなこともあり、改善していかなければならないこともたくさんですが、そんな気持ちをお届けできるお店になりたいです。

私自身が、日々の生活のなかで、北欧の雑貨に、しあわせな気持ちをもらっていると感じるので、なおさら、そう思います。

毎日、町から遠く離れたこのアパートの家で一日中すごし、家の一室が仕事場のためもあり、ほとんど出ない生活なので、 家の中を、どうにか工夫してすごしやすくしたい、というのが私の毎日の思いです。そんななか、大好きな雑貨があると、ふと目をやって、ちょっとほっこり、 うれしい気持ち・・・・このことで、ずいぶんいつもパワーが出ていると思います。

モアモアに仕入れる商品は、みなさまに人気の商品、ヤコブの気に入ったものもたくさんありますが、やっぱり自分自身が大好きなものも集まっていて、お売りするとき、お嫁入りさせる親父!?のような気持ちなときもあります。笑

家の中で一日中いると、煮詰まってしまうときもあるけれど・・・・スーパーへの買出し、ぐーちゃんのお散歩もついついヤコブに頼んで、私はパソコンの前・・・という日々でした。

そ んな日々、ときどき、やあ!と超気軽に立ち寄ってくれるお客さんも。ヤコブの同級生、同じく船乗り学校に通う、Jonas ヨーナスくんは、タクシーの運転手さんとしてアルバイトもしています。その合間に、ときどきお茶を飲みに(おやつもねだりに!?笑)うちによってくれま す。

あるときは、煮詰まっていた私を見て、よし!グスタフ(ぐーちゃんの本名)を連れて、散歩に行ってくるよ!と、ヨーナスが提案し、ヨーナス、ヤコ ブ、ぐー ちゃんの3人でお散歩に行ってくれて、そのあいだ、私はちょっと自分の時間が持ててリフレッシュできたこともありました。1時間くらい、ゆっくりできて、 掃除をしたりしてリフレッシュできました。秋の終わり頃から、ヤコブと2人、家にこもって作業することばかり続き、友達にもあまり会えていない日々も続い ていたので、気軽によってくれて、ちょっとした気遣いをしてくれて、とてもうれしかったです。

ヨーナスは、ヤコブと私が遠距離恋愛中も、 会ったことはなかったけれど、電話口のむこうで、Hej Megumi! やあ、めぐみ!といつも大声であいさつしてくれていました。タイで英語の先生をしていたこともあるヨーナス。そのとき恋に落ちた、タイ人の可愛い女の子、 Patima パティマちゃんと結婚しています。パティマちゃんによく、ヨーナース!!と怒られて!?いるヨーナスですが、そのことがよく耳に残り、つい、うちの猫の名 前をつけるとき、ヨーナスとパティマにしちゃおうか・・・という案もあったのですが、やはり変更し、ヤコブと私それぞれの、いちばん昔からの仲良しの名 前、ということで、ヨーナスとゆうこ、に落ち着きました。笑

これはパティマちゃんともうちょっと小ちゃかったぐーちゃん。ヨーナスとパティマちゃんの住む、船乗り学校の学生寮にて、夏の写真です。

そして、イエッペがきてくれだして、新鮮な風が吹いて、ヤコブも私も今までよりちょっぴり、いえ、ずいぶんリラックスして、仕事ができているように思いま す。イエッペはもの静かで、落ち着いていて、ときどきさらっと可愛いジョークやブラックジョークを言うところがおもしろいです。モアモアのホームページや バナーのデザインも担当し、モアモアになくてはならない存在のイエッペが、ほとんど毎日来てくれるのはなんとも心強いことです。

Thursday, April 2, 2009

世界でいちばんしあわせな国、その2 Why Denmark is the happiest country in the world, v.2


ただいま、コペンハーゲンのアーティスト作品の掲載準備中です・・・・ホームページの商品カテゴリーに、Susan Liebe スーザン・リーベさんのカテゴリーと、 Crème de la Crème à la Edgar クレーム・ドゥ・ラ・クレーム・ア・ラ・エドガーのカテゴリーが新たに加わりました。まだ工事中ですが、どうぞ楽しみになさっていてくださいませ・・・!

今日のニュースで、デンマークで、いま、海上に100個の風力発電を建設中と伝えられました。コペンハーゲン全体の電力を供給できるそうです。以前にもご紹介した、デンマークの、国中に立っている VESTAS ヴェスタスの風力発電機 が100個、海に立つのはきっと圧巻・・・。 世界一エコの国、デンマークが、さらにエコの国になるのだなあ、と思いました。

そして、3 月28 日の日記に書いた、世界でいちばんしあわせな国のこと。今日は、もう少し具体的に書いていきたいと思います。

デンマークは、世界が不況の中にあろうとも、政府が有 効に税金を使い貯蓄してきたため、いろいろな政策をそのお金を使い施行することができます。また、国民の生活や将来に対する不安も少ないこと・・これらの 理由も要因となって、今年度中にデンマーク経済は明るい方向へ向かうだろうと予測されています。

現在の失業率は2.5 %。東京都の半分にあたる人口数の国、この少ない人口で、世界での経済力はトップ3 にはいります。

みなが安心して生活し、働ける状況を作るのは、たんなる競争社会よりも実は効率がいい、とこの数字は証明しているように思います。

雇 用不安は少なく、解雇されたときの生活保障も充実しています。デンマークで、解雇された場合、政府から生活費のサポートを受けることができ、その間、就職 活動のサポートもあります。もちろん、リーズナ ブルな範囲での制限はあって、たとえば、健康状態もよく、そのうえでオファーされた仕事を5つ断ったら、その後、失業手当が減る可能性があるなど、その人 自立を促すようにもなっています。

また、医療費、教育費の心配もありません。

デンマークでは、義務教育と高校(ギムナジ ウム)卒業後、7 年間、国がただでその後の高等教育費用をまかなってくれます。学校の費用だけでなく、学生には月に7000 ク ローネ(約14万円)支給されるため、仕送りをあてにできない家庭の子供でも、安心して勉強に専念できます。7年を超過した場合は、国から安い利子でお金 を借りて勉強を継続できます。

医療費は無料です。家族ごとに、近所の町のお医者さんが担当としてつきます。もちろん、希望すれば、ほか のお医者さんのところに行くこともできます。たとえば、私の家族ががん家系だということを町のお医者さんにふと言ったところ、詳しく質問され、その結果、 大きな病院にて遺伝子検査を受けるようすすめられました。そして、家族のがんの種類、病歴などを詳しく調べ、私は、どの定期健診をどのくらいの割合で受け るべきか、検討してくれたのです。遺伝子の検査も、もし自分で支払うのだとしたらかなり高額だと思います。でも、すべて無料なのです。

ヤコブの亡きパパは、耳が聞こえなくなっていたのですが、脳に人口的に音を受信して信号に変え、音として伝える機械をつける最新の手術を、無料で受けることができました。

ぐー ちゃんを産むときも、もちろん完全に無料でした。日本の産院によっては、いろいろなサービスが提供されるそうだし、毎回、きちんと体重もはかって・・とと ても丁寧な診察だと友人から聞きました。でも、デンマークでは、1回も体重もはかりませんでした。でも、必要な医療をすべての人に、という考えから、必要 な診察だけを提供する、という考えに基づいていたようです。

デンマークはそれだけのサポート体制を、税率50%の税金から捻出していま す(ちなみに消費税は25%、ガソリン税は100%、車にかかる税金は 180%、そのため自動車は日本の3倍、ガソリン代は日本の2倍はします)。一定所得を超えると税率60%です。確かにものすごい税率ですが、それだけ に、税金の使い方はとても効率よく、明確で、政府の財政状態は常に黒字で、一定金額をちゃんとストックしています。デンマーク国民はこの税率を下げること に反対していて、恩恵に満足しているのが分かります。

税金が有効に、効率的に使われている背景には、政治の corruption 腐敗がないということが挙げられます。フィンランドについで、世界でもっとも汚職や腐敗のない国、デンマーク。

議 員になるのに、選挙運動費用はいりません。よって、お金持ちだとか、政治家一家出身だとか、まったくメリットがなく、より純粋に、政治的意見、公約に よって政治家は選ばれています。だれでも党員になることができ、各党の党員の中から代表者が選ばれます。投票率は85%、自由の上に眠るものは自由を得ず、ということが国民によくしみわたっています。

アメリカ型の金融市場主義の限界が来ている、という指摘を日本のAERAという雑誌で読みました。私は、つたない考えかもしれないけれど、今後、世界は北欧型の社会を参考にしていけたらいいのに、と思います。

人 口が少ないから、北欧型のモデルが可能なのだ、という考えもあるかもしれないけれど、私は必ずしもそうだとは思いません。人口が多く、いろいろな考えの人 々をまとめていくのはたいへんなことだし、既得権を持った人々や政治を変えていくのはたいへんなことだけど、より多くの人がしあわせに、安心して生きてい ける社会を作ることは、結局は皆に恩恵が返ってくることなのだと、デンマークに暮らしてみて思ったからです。人口が多くとも、皆がどのような社会の仕組み を作れば安心な社会が出来るか、認識することはできるのではないかと思います。犯罪が少ないこと、経済が安定していて、将来、老後の不安が少ないこと。貯金がなくても、病気になったときのことを心配しないですむこと。これらはみな、この発展した社会システムによるものなのです。

専門的知識のない、私のつたない考えかもしれないけれど・・・・この北欧の社会の仕組みを、もっと広めていきたいと願ってしまっています。

Wednesday, April 1, 2009

Jeppe イエッペの登場・・・・!



今日から、モアモアに、Jeppe イエッペがほぼフルタイムで参加してくれることになりました・・・・!

そして、ついに!町役場から連絡が来て、ぐーちゃんが5月1日より、保育園デビューできることに決まりました。さみしくもなりそうだけど、必要に迫られていたので、ほっとした気持ちでもあります。

昨 日、朝7時に起き、ぱぱっと家事、掃除をすませ、12個の小包を、ヤコブと私で、交代でぐーちゃんの子守をしながら梱包し、郵便局の閉まる5時半に間に合 うよう無言で、手と頭のみ動かし作業・・・・合間に、私がEメール対応、ヤコブが商品写真撮影と会計処理。その合間に、つかまり立ちをはじめたぐーちゃの、あぶなっかしい瞬間を逃さないよう交代で見て、眠くなってわんわん泣くぐーちゃんをあやし、離乳食を作り、おむつを代え・・・

自分たちの夕ご飯は作る気力のなかった私。2人それぞれ適当に作り、私はカップ麺、ヤコブはパンにハムのせてかじり・・・

あっというまに夜10時。そして、ぐーちゃんをお風呂に入れ、2人、ばたん、きゅー、気絶・・・。

なんていう、恥ずかしながら不健康な!?生活だったのですが、今日、イエッペがきてくれて、もう、作業がはかどることに感動をおぼえるほどでした。

新しい風が吹いた感じです!なんて・・・笑

今 まで、ヤコブと私をあわせても1.3人くらいの労働力だったのが、一気にほぼ3人分の労働力になった感じです。ぐーちゃんのことを見るのも、3人だと、1 人がちょっと手があいたときに見てられるし、離乳食も、2歳の女の子のパパであるイエッペも、ぱぱっと作ってくれるしで、なんともかとも楽ちんでした!精 神的にも、ほっとしました。5月からは、保育園が始まるので、さらに効率的に仕事をすすめていける見込みです。

たまりにたまってしまっていたEメールにも専念することができました。あたたかなメッセージを送ってくださったお客様、本当にお待たせしてしまっておりますが、もう少しで、お返事させて頂けますので、どうぞ、また今しばらく、お待ちいただけましたら幸いです・・

本来ならば、お客様に、お店の裏側の様子をさとられないくらい、迅速なよいサービスをご提供させて頂くべきですのに、モアモア日記で、いろいろ裏側まで書いて、状況をお話させて頂いておりましたこと、申し訳なく、お恥ずかしいような気持ちでもあります。

これからパワー・アップしたモアモアとして、発送やEメール対応の迅速化に努めてまいりたいと思います・・!

ヤコブの幼馴染でもある Jeppe イエッペについて、スタッフ紹介の ページでも書いております。彼は、今後、週4日、モアモアにフルタイムで勤務することになりました。週1日は、今まで勤めていたアート・ギャラリーにて、 ホームページのデザインなどの仕事を続けていきます。2歳の女の子、 Vilde ヴィルデちゃんのパパでもあるイエッペ。そして、奥さんの Kathrine カトリーナさんは、いま、妊娠4ヶ月・・・。2人目の赤ちゃんがやってくることに、イエッペも、私たちもわくわくしています。

こちらは、 Vilde ヴィルデちゃんと、飼い猫のMini ミニ。

モアモアのお店は、私たち3人にとって、そして イエッペの奥さんの Kathrine カトリーナちゃんにとっても、私たちみんなのベビーのような存在。去年の夏ごろから準備を始めて、1月10日に開店して・・・じっくり、大切に育てて、モ アモアの存在によって、多くの人に喜んでもらえるようになりたい、と願っております。