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Friday, December 5, 2008

開店までの奮闘記 !



さてさて、私たちのお店の開店準備の様子、少しご紹介させてください!

イエッペには、2歳になるヴィルデちゃんという娘がいて、ヤコブと私には、7月に産まれたばかりの、グスタフという息子がいます。(日本名は航太といいます。グスタフと航太で、あわせて、ぐーた、またはぐーちゃん、と日本の家族に呼ばれています。笑)

ときには、ちびたちをそれぞれ子守しながらの準備でした。でも、オトナの都合で子供たちがストレスに感じないようにしたい・・・というのも、母として当然の思い・・・・。

開店前のラスト・スパート数ヶ月間は、夜中や朝方、ぐーたが眠っているあいだに、こつこつと進めました。ヤコブも、学校が休みのあいだに、たくさん作業してくれました。
でも、だんだんと寝不足になる母(私)・・・・夢実現のためとはいえ、猪突猛進すぎたかも!?

ついに、SOS・・・となり、ヤコブのママ(ぐーたのおばあちゃん)に、はるばるバスで10時間かけて来てもらい、2週間、泊り込みで、手伝ってもらうことになりました。
ぐー たを乳母車に乗せて散歩に連れて行ってもらったり、抱っこしてあやしてもらったり。ヤコブのママにとっては、約30年ぶりの赤ちゃんのお世話だったので、 最初は、さて、おむつはどうあてるのだったかしら・・・?という感じだったけれど、だんだんに慣れてきて、大活躍してくれました。商品のお手入れも、まさ におばあちゃんの台所の知恵!でやってもらい、アンティークやヴィンテージの商品を、ぴかぴかに磨き上げてくれたりしました。

東京に住む、私の母のような存在の、叔母からも、救援物資!?として、レトルトのカレーやお味噌汁のもとを送ってもらい、お料理をする時間を短縮して、お店の立ち上げに時間を充てることが出来ました。

そんなふうに、たくさんのあたたかい手に助けてもらって、モアモア・スカンジナビアが出来上がりました。

こちらは、イエッペの家でのミーティング風景・・・・。

お店の準備を始める前、そしてぐーたが産まれる前、ヤコブと私は、コペンハーゲンに2年間住んでいました。
私はコペンハーゲンで会社勤め、ヤコブは、コペンハーゲンから2時間半かけて、スヴェンドボーという街にある航海士学校に長距離通学をしていました。

その後、私の妊娠を期に、スヴェンドボーの今の家に引っ越してきました。

そして、夢だった、お店を開く準備を始めたのです。

その間に、季節はどんどん過ぎていって・・・・・春、家の裏の林には、地面に、たくさんの可憐な白い花が咲いて、夏は緑があざやかだったけど、いつのまにか秋がきて、金色に木々が染まりました。

そして11月が来て、初雪も舞い降りました。

12月もすぎて、1月・・・・昼間は林が銀色に染まります。

夕方が近づくと、林は銀色がかった青に染まります。

寒さのやわらいだ日に、この林の中を乳母車で散歩するのが日課です。

写真は、お散歩に出かける前、上着をなめなめ・・・している、ぐーたです。

そして、お散歩後、上着をぬぐ前にパチリ・・・・

ママであることも、お店も、新米の私ですが、楽しみながら一歩一歩、前進していきたいです。

Wednesday, December 3, 2008

クリスマスの夢その2 Christmas dream, 2


さてさて、前回の日記で、ぐーちゃんと一緒にコペンハーゲンまで乳母車をごろごろさせながら行ったこと、 Creme de la creme a la edgar クレーム・デ・ラ・クレーム・ア・ラ・エドガーという、可愛い色とユーモアのあるデザインの洪水のような素敵なお店をご紹介させて頂きまし た。このお店は、私にとってデンマークでいちばん大好きな場所・・・・!


そして次に立ち寄ったのも、コペンハーゲンの中で私のいちばん好きな場所!(両方大好きで、どちらがいちばん好きか決められないのです・・・笑)

それは、Susan Liebe スーザン・リーベというお店。古いデンマークの木のお家に、淡く優しい色があふれる夢のように素敵なお店です。
スーザンは、7歳の女の子、スーザンと5歳の男の子、エミールのママ。彼女の手作りの陶磁器は北欧らしいクリーンで優しい色と、遊び心あふれるデザインです。
ヴィンテージの生地で作られたあひるやくじら、へびのぬいぐるみたちも、ユーモラスでおしゃれで、お部屋をぱっと楽しくしてくれる作品です。ママの手のようにやわらかで優しいぬいぐるみたち・・・・。
シンプルで色使いのきれいな子供服やベビー服も素敵です。

モアモア・スカンジナビアの、北欧アーティスト作品というカテゴリーで、スーザンの作品や子供服をご紹介していきますので、ぜひぜひご覧くださいね。

優しい笑顔のスーザン。才能あふれる陶芸家であり、アーティスト・・・・少しシャイで優しく元気な女性です。私にとって憧れの女性でもあります。

蝶ちょの名前がつけられたこのデンマーク製のペンダント・ライトも、私の大好きなライト・・・いつか家につけたいな。

パステルカラーの美しい陶磁器の作品たち。

ユーモアあふれる優しい動物たちも。

秋に訪れたときの写真もご紹介いたしますね。

そのときはちょうど、エミールくんがお店の奥のお部屋でくつろいでいました。ママのお仕事が終わるのを待っていたのかな?

色がたくさん使われているのに、統一感があってすっきり優しい印象なのには驚かされます。

壁紙は、スウェーデンの Josef Frank ヨーゼフ・フランクの作品、Paradis パラダイスという題名がつけられているもの・・・・。

すみに座るサルくん。

陶磁器で出来た美しい小鳥が淡い水色の壁の空を飛んでいます。デンマーク、ニュモール社の恋人たちの12ヶ月の物語を描いたマンスリー・プレートが一緒に飾られているのが素敵です。

デンマークの古いヴィンテージのものと新しいモダンなものの融合・・・・。この陶磁器の小鳥さんたちも、北欧アーティスト作品というカテゴリーでご紹介しているスーザンの作品のひとつです。

スーザンの創作の場、可愛らしいアトリエも訪れてきました。このことについてはまた今度ご紹介いたしますね・・・・!

去年の4月まで、2年間住んでいたコペンハーゲン。今住んでいる町から、2時間半かかるので、大きな乳母車にぐーちゃんを乗せて行くのはなかなか大変でした。ぐーちゃんにとっても長旅で、一緒につきあってくれてありがとう、という思いでした。

でも、友人たちにも半年ぶりに!会えて、ぐーちゃんを紹介できて、とてもうれしい小旅行だったのでした。

Monday, December 1, 2008

クリスマスの夢その1 Christmas dream, 1

December, 2008

さてさて!せっせとお店の準備をしている間に、瞬く間にクリスマスがやってきました。息子グスタフ(通称ぐーちゃん)にとって、生まれて初めてのクリスマス・・・・。

ゆっくりとクリスマスの準備をすることは、なかなか出来なかったけれど・・・・小さな飾りやヒヤシンスを家の中に飾りました。

お気に入りは、このクリスマスの古い壁掛け・・・・赤い帽子のニッセ(クリスマスの小人さん)に郵便屋さんがプレゼントやお手紙を届けているところ・・・・黒猫もにっこり!
クリスマス・カードをしまっておけるポケットがついています。ずっとずっと大事にしたい、私の小さなクリスマスの宝物です。


太陽が照らないので、ついつい家の中でぬくぬく・・・・とすごしてしまいます。東京の冬、空が高くて陽の光がきらきらしたお天気の日が恋しいけれど・・・・


でも、家の中にばかりいてはいけない、えいやっ!と、コペンハーゲンまで電車で2時間半かけて、ぐーちゃんを乳母車に乗せて、二人で出かけてきました!

朝のコペンハーゲン・・・・


オペラ座の前の広場には、冬の間だけスケート場が作られます。スケート場のまわりには、金色の灯りがつけられた木々・・・・。


コペンハーゲンの、昔ながらの船着場、Nyhavn ニュー・ハウンにて。クリスマス・リースも凍ってしまっています。


私の大好きなお店、手作りの毛糸の子供服やヴィンテージの生地と刺繍を組み合わせたクッションなど、優しくておしゃれな宝物がたくさん見つかるお店、Creme de la creme a la edgar クレーム・デ・ラ・クレーム・ア・ラ・エドガー。

優しく可愛らしい色と、あたたかな手作りのものがたくさんで楽しい夢のような空間・・・・。お店のオーナー、Helle ヘレは11歳の男の子、ギルバートと6歳の女の子、ベティのママ。
楽しい色と、ユーモアと、上質さを大切にした独創的な美しいデザインを子供たちのために生み出しています。

モアモア・スカンジナビアでも、このお店の編みぐるみや毛糸のベビー・子供服も近々仕入れますので、楽しみにしてくださいね・・・・!


デンマークらしく、赤がポイントの可愛らしいクリスマス・ツリーが飾ってありました。

小さな宝物とあたたかな灯りにあふれたお店です。


クリスマスのハート飾りも、ヴィンテージの生地を組み合わせて作られています。


ぐーちゃんを抱っこしながら写真を撮ったら、ピンボケしてしまって・・・・すみません・・・。三角形の飾り棚は、デンマークの伝統的な小さな家具、ア マー・ヒルデといいます。いまは、雪だるまさんに占領されてしまっているけれどお気に入りの小物を飾ったり、小さなお花を花瓶に入れて飾ると素敵な棚なの です。モアモア・スカンジナビアでも、木のもの、というカテゴリーの中でいくつかアマー・ヒルデをご紹介しています!


さてさて、続きは次回・・・・・。